1947-11-19 第1回国会 衆議院 予算委員会 第23号
但し今後の輸入については、貿易囘轉資金のわく外で決濟されるように懇請するつもりであるとの答えがありました。なお主食配給について、全國平均十七日の遲配は、十月の食糧年度末をもつて打切り、代替品で埋合わせる旨の説明がありました。また供出完了後の甘藷を自由販賣にしてはいかんとの問に對しましては、目下のところ考慮していないとの答辯もありました。
但し今後の輸入については、貿易囘轉資金のわく外で決濟されるように懇請するつもりであるとの答えがありました。なお主食配給について、全國平均十七日の遲配は、十月の食糧年度末をもつて打切り、代替品で埋合わせる旨の説明がありました。また供出完了後の甘藷を自由販賣にしてはいかんとの問に對しましては、目下のところ考慮していないとの答辯もありました。
しかしながら車輛の生産を増加し、またできるだけゴム製品等を確保いたしまするとともに、燃料におきましても國内といわず、國外からの輸入につきましても貿易囘轉資金等にできるだけ依頼して輸入を増加いたしまして、漸次休止路線に對しては車輛及び燃料の補給をして、これを復活せしむ方針をとりたいと思いますが、その半面におきましては、これらの營業の實態を實際に調査いたし、また先般も申し上げましたように、各鐵道局竝びに
貿易囘轉資金及び貿易資金特別會計法による資金支出の運用いかんによつては、いわゆる貿易インフレを惹起する懸念が多分にあると思うのであります。先刻も小坂政務次官よりこの點を指摘せられたのでありますが、これに對する方策を具體的にお伺いいたしたいのであります。
○國務大臣(水谷長三郎君) 只今委員長の御指摘の通り、この度のいわゆる俗に借款と言つておりますが、これは嚴密な意味のクレジツトでなくして、これは一つの貿易囘轉資金でありまして、その點に關して野放しの樂觀をすべきでないということは正に仰せの通りでございます。